著書でこう書かれていました。
「ブログを書き、まずは自分が『すぐに賢者の皮をかぶろうとする、へっぴりごしの臆病者』であることに気づきましょう。
そして、その臆病と戦い、希薄になった自分を取り戻していきましょう。
これこそ、ブログを書く最大の目的です」
「ブログを書くことの目的は、自分の中の『わがまま』に火をつける、といってもいいでしょう。ぼくたちはもっと自分のなかに潜む『わがまま』に許しを与えてあげるべきです」
「ブログを書く効用のひとつは、『ほとんど無意識的に『和』を演出しようとしてしまう自分の存在』に気づけることです」
「本当にそう思うのなら、強く断定すればいいのです。自分を希薄化させることはありません。言葉を濁すのは、叩かれるのが怖いからです。個性を発揮するのを、恐れているからです」
(「武器としての書く技術
」より。)
本を読んで、思い出されたのは5年以上も前の話。
ひょんなことから、あるカウンセラーの方とお話しする機会がありました。
友人がその方の本の担当編集者だったご縁で。
その人にふと言われたことがどうにもずっと胸に引っかかっていました。
そしてそれは自分でも薄々気づいていた、無意識の自分でもありました。
「あなたは心の中で『やりたい』という強い思いがあっても、自分であれやこれやと考えてかき消してしまう。
思いを外に出していくことができないでいる。
もっとそういうドロドロした熱い生の部分を出していかないといけない」
といったようなことでした。
そういった自分を気取らず見栄を張らずに出せる場所としてのブログ、
それがわたしがブログを書く意味のひとつになるのかなぁと思いました。
匿名でブログを書いている以上、誰もわたしのことを知らないのに、
誰に気を使う必要があるのだろう…?
自分の思うままを、考えるままを言葉にしていけばいいと改めて思ったのでした。
今はお金と生き方のこと、そして日々の暮らしにちゃんと向き合っていきたいと心から思っています。
それが今のわたしの「やりたいこと」と胸を張って言えます^_^