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2017年5月15日月曜日

老後のお金について、考え方が大きく変わりました

今まで、老後を含めて将来のお金のことを考えたときに、
「いったいいくら貯めておけばいいのだろう?」
老後は貯金と年金で生活するものだと思いこんでいました。

でも、
著者の出口さんが書かれている言葉で
老後のお金に対する考え方が
大きく変わりました。

出口さんは、
リタイア(=退職)するという発想をなくせば、何も怖くない」
と言います。

どういうことかというと、
下記少し長くなりますが、
本から引用させていただくと、

『働いて給与をもらう』ということは、
月に1回、蛇口からドバッと水が出てくるようなもの

その下に預金という水槽があって、
そこには穴が空いているのです。

この穴の大きさ(支出)をコントロールしつつ、
月に1回出てくる水を貯めたり出したりしながら
人は生活しています。

経済学では、この水槽に貯まっているお金のことを『ストック』、
蛇口や穴から出入りするお金のことを『フロー』と呼びます

『退職』は、蛇口の水を止め、
水槽から少しずつ水を出して生活するという発想です。

だからこそ、
『水槽には2000万円ないとダメらしい』
『3000万円あっても破産してしまう人がいるらしい』
と、60歳までにいかに水を貯めるかに躍起になるわけです。

けれど、
蛇口を止めずに水を出し続けることができれば、
その恐怖心もだいぶ薄らぐと思いませんか?

つまり、
水槽に貯めたストックではなく、
蛇口から出てくるフローで生活するのです。


そう、貯金だけに頼ろうとしないで
フロー(収入)のある仕組みづくりを
今から考えておくべきなのだ
ということに気づかされたのです。

貯金と年金だけで生活しようとするから
「いくら貯めなければならないのだろう?」と考えたときに
その額に愕然としてしまうけれど、
多少なりとも何かしらのフローがあれば
お金の不安も減っていきます。

もちろんある程度の貯金も準備しておかなければなりませんが、
それよりも老後でもフローのある仕組み作りのことを
ちゃんと考えてこれから動いていくことが
将来の不安を減らす現実的な方法なんだと思います。

思いこみとは怖いもので、
こういう発想の転換をできるように
これからもファイナンシャル・リテラシーを
高めていきたいと思います!