(スポンサーリンク)

2016年4月24日日曜日

母からもらったプレゼントを断捨離する気持ち

まだ私が独身で実家で暮らしていた何年も前のこと。
クリスマスだったかお誕生日だったかのプレゼントに
母からローラアシュレイのかわいいヘアバンドをもらいました。
洗顔するときに使うヘアバンドです。

長らく愛用していて日本からニューヨークに引っ越すときにも一緒に持ってきたヘアバンド。

でも長く年月が経ってすっかりゴムが伸びきってしまい、
ここ何年かは使わないままずっと棚にしまわれたままになっていました。

今日はその棚まわりのものを断捨離していて、
そのヘアバンドを見つけ、手に取ってこれはどうしようかなぁと考えました。

「もうゴムも伸びてゆるゆるになっちゃったから使えないよね。。」

「使えないのに持っていても仕方がないよね。。」

そう思って「今までありがとう」と言ってゴミ箱に入れました。

でもすぐ胸が痛くなってゴミ箱から救い出し、
伸びきっているのにもう一度頭につけてみたりして別れを惜しみました。

そして「もう使えないからやっぱり捨てないとだね。。」と思ってゴミ箱に戻してさよならしました。

でも今、ベッドに横になって寝ようとすると
そのヘアバンドのことが頭に浮かんできて胸が苦しくなりました。

そのヘアバンドをもらったときのこと、
お母さんが私とお姉ちゃんとお揃いで買って来てくれたプレゼントだったこと、
そのときのお母さんの顔、
そして嬉しいと思った自分の気持ち。

そんなセンチメンタルな気持ちが胸にこみ上げてきます。

想い出のつまったものを処分するのは本当に苦しい。

きっとそれは、ものだけじゃなくて想い出も一緒に目の前から消えてしまうような気がするから。

明日朝起きたら、ゴミ箱からもう一度出してヘアバンドの写真を撮っておこうかな。
そしたらきっと少しは胸の痛みが収まるような気がします。

想いのこもったものの断捨離は、
これからも一つ一つ胸が痛むのかなぁと思うと少し憂鬱です。