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2017年4月23日日曜日

ニューヨークでアパート経営

このあいだニューヨークから日本に遊びに来た友だち。
まだ20代後半で若いのに、すでにニューヨークでアパート(日本でいうマンション)を購入していて
人に貸し出しているという。

自分は実家に住んでいて、
生活費はかなりセーブできているよう。

実家もマンハッタンのロウワーイーストサイドという
ひと昔前まではちょっと危ない地域だったけど
今では開発も進んですっかりおしゃれとなっているエリア。

自分の買ったアパートのローンを払いながらだけれど
家賃収入もあるという暮らし。

そんな彼女は中国系。
私がニューヨークで出会った中国系の人たちには
不動産を買うことで資産を築こうとしている人が多かった。

ニューヨークの不動産価格は右肩あがりで
どんどん家賃も上がっていく。

だから友だちの親世代が
何十年前に買った物件の価値は
数倍にもなっているという。

当時はまだ注目されていなかったエリアでも
時代が変わり開発が進んで、
物件の価値が値上がっていく。

友だちが持っているアパートはブルックリンにあって
今はまだ家賃も安いエリアだけれど
まだまだこれから価値があがっていきそうなエリア。

20代からすごいなぁとその堅実ぶりに驚くばかり。

他の中国系の30代の友だちも3世帯が入る戸建てを買って、
自分たちは地下に住んで、1階と2階は貸し出しているという。

私たちがニューヨークで借りていたアパートの中国系のオーナーも
いくつかアパートを持って貸し出していた。

他にもある家族からずっと小さな部屋を間借りして暮らしていた友だちが
コツコツと資金を貯めてアパートを買った。
彼はまだ20代。
小学生のときにアメリカに移住して来て
英語もまったく話せず、貧しいなかかなり苦労して育ってきた。
10代のときからタイムズスクエアの近くで
それこそ観光客相手の露天商をしたりしながら
必死に生活をして大学を出て、
今ではアメリカの一流銀行で働くまでになった。
それでもアパートを買うまでは、
昔から変わらない狭く小さな部屋に住み続けていた。

個人的な印象だけれど
中国系の人は堅実というか無駄使いとうか浪費はせずに
かなり倹約家という印象。

明らかにいわゆる消費社会にどっぷり浸かっているアメリカ人とは
お金の使い方、お金に対する考え方が違う。

浪費と投資の違いというのだろうか。
どういう選択がいいのかどうかは人それぞれだと思うけど、
彼らの生き方から学ぶことはたくさんある。