夏に日本に一時帰国していたときに、
実家に置いてあった昔のものをいろいろと断捨離していました。
そんなとき中学1年のときの手帳にこんな言葉を見つけました。
まだ幼い字で、
「今日、テレビでNYで頑張っている女性を見た。私もそんな人になりたいなぁ」
と書いてありました。
私は昔から、それはもう小学生のときから、
「海外」というものに強く惹かれて、無性に憧れを抱いていました。
日本とはまったく違うカルチャーや街並みに心踊り、
いつか必ず海外に住みたいと夢見ていました。
だから、その手帳をパラパラ見返してみると、
所々に「海外へ行きたい」という思いが綴られているのを
発見することができました。
そして今、巡り巡ってNYに住んでいます。
この夏、その手帳をたまたま見つけて、
「私は今、あのころ思い描いていた夢の中にいるんだ」
と思ったらその巡り合わせに胸が震えました。
まもなく日本へ帰る予定ですが、
4年半という時間を過ごしたニューヨーク。
最後の最後まで、夢の中にいる嬉しさを忘れずにいたいと思います。
そして、人生とは本当にどうなるかわからない。
まさか自分が実際にNYに住むことになるなんて
NY行きが決まったときさえ本当に想像すらしていませんでした。
NYを離れる悲しさはあるけれど、
「終わりは始まり」という思いでこれから先の未来もまた楽しみに思っています。