「人生において大きな損をしないために経済のしくみを正しく知ろう!」
という目的で書かれた本です。
それをわかりやすく教えてくれる本でした。
「経済」は、わたしたちの毎日の暮らしに密接に関わっていること。
そのことを少しでも理解したくて読んでみました。
「40万人が学んだ伝説の授業!」なんて本の帯に書かれているほど
基本のしくみをつかむにはいいのかなと思います。
いくつか心に残った部分を引用してみました↓
・何かを選ぶ時に間違った判断をしないように、
「1 経済の基本的な知識を身に付けること
2 誰もが陥りがちな心理的な罠にはまらないようにすること」
が大切だといいます。
・「〝何かを選ぶ〟という意思決定をする時に、
必ず考えなければならないのが『機会費用』であり、
考えてはいけないのが『サンクコスト』であるということを忘れないでください。
多くの人はこの逆をやるから失敗するのです。」
(「サンクコスト:すでに費やしていてもう戻ってこない費用のこと」)
・投資について
「『額に汗して働く 』という言葉があるのなら、
投資は『脳に汗して働くこと』です」
「『リスクをとる』という行為は〝危険を冒す〟という語源があるため、
『バクチを打つ」みたいにとらえられている面もありますが、
元々の語源はラテン語のRisicare=勇気を持って試みるという意味だと言われています。」
・「年金保険料は払わない人が必ず損をするしくみ」
・「常に双方からものごとを考えることの重要性」
「たとえば『無料サービス』です。
何かを無償で提供してくれるというのであれば、
彼らは一体何で儲けているのだろう?と考えるのが経済感覚です。」